中小企業診断士一次からまた 勉強中

中小企業診断士試験の勉強過程をつづります

H28年度 事例4 第2問 設問2

そもそもの考え方から情報収集。

年金現価係数と複利現価係数

年金現価係数は、元本を一定利率で複利運用しながら、毎年一定金額を一定期間 取り崩し ていくとき、 現在いくら の元本で複利運用を開始すればよいかを計算するときに利用します。
『現在の金額(元本) = 毎年の取り崩し額(年金額) × 年金現価係数』で、求めることができます。
--via 年金現価係数(ファイナンシャル・プランニング=6つの係数=) | iseeit.jp ファイナンス

なるほど。「年金」という単語のイメージはこれでなんとなくわかる。

oshiete.goo.ne.jp

wakai-boki.com

正味現在価値法

http://blog.livedoor.jp/k2wby/archives/53402812.htmlblog.livedoor.jp

ということをふまえて、過去問 H28年度 設問2

(1)は「○年後の利益について考える時は、複利現価係数をかけて、現在価値に換算する」ということに尽きるか。 減価償却の絡みは理解できるから、○年後の残存価値を計算して、それを現在価値に換算してやることで、答えが出せる。

(2)がなぁ。年金現価係数を使ってるのはわかるけど、計算してるのが何がなんだか。回答の方から追ってみる。

毎年のCF(キャッシュフロー) × 年金現価係数5年 = CFと同額を5年間費用に出せる(そしてちょうど0になる)投資額

「CFと同額を5年間費用に出せる(そしてちょうど0になる)投資額」ってのがニアリーイコール「損益分岐点」てことですね。

この投資額って
= 土地+(建物備品×現在価値に割引)
= (土地320+建物1年分割引443)
= 763
なんだけど、6年後の残存価値が
= (土地×現在価値に割引)+((建物備品 - 減価償却費) × 現在価値に割引)
= (土地6年分割引226)+(建物備品6年分割引264)
= 490
だけ残るので、結局それを差し引いた金額を出さないといけない。
正味の投資額(現在価値)=763-490=273

CF(キャッシュフロー) × 年金現価係数 の方も現在価値に1年分割り引いておく。ここが難しいな……

CF(キャッシュフロー) × 年金現価係数5年 × 複利現価係数1年 = 273
この等式が成立するとき、キャッシュフローと費用が相殺して利益0になる。キャッシュフロー側がプラスになるなら、利益が出る。

CF(キャッシュフロー) × 年金現価係数5年 × 複利現価係数1年 ≧ 273

ということでいいのかな。私は年金現価係数の使い方がまだピンと来ていない、ってことなのだと思う。